Platanus’s Favourite

お気に入りだけ。「殿堂入り」BL作品の感想。
すべてネタバレ感想なので、ご注意ください。
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ディア・グリーン 瞳の追うのは

富士山 ひょうた
幻冬舎
(2009-09-24)

 お久しぶり〜な3巻。これで完結。
分厚くて読み応えがあった♪
このシリーズ、ほんと好きだから、早く続きが出てほしいっていうのと、サクサク続きが出て終わっちゃうのは寂しいって気持ちが両方あって。2巻からちょっと待たされたから、ちょうどいい時期だった。

友達から両想いになるまで結構じれったくて、付き合いだしてからも落ち着くまで時間がかかって…。どちらか片方が頑張ったり、想いが強かったりってことはなくて対等で、お互いに歩み寄って努力して、じっくり育ててきた関係なので、同棲してからの仲睦まじい生活が感慨深い…。自然な空気で寄り添う二人の夫婦っぷりがいいなあ。男同士ってことで、家族との関係とか大変そうだけど、なんか何があっても大丈夫そう。
私がBLに求めている甘さがここに全部あります。
…とか言いたくなるような、読んでて幸せな気分になるシリーズだった。途中の切なさ、もどかしさも含めて、好きだなー。
3巻を読む前に、1巻から通しで読み直したけど、やっぱり優しい雰囲気とさっぱりとした爽やかさがあった。内山くんとか、いい人でいい男だよなあと。3巻には出てこなかったけど、幸せになってほしいもので。
それにしてもこの二人、ほんとバランスがいい関係だった。最初から最後まで。
3巻は時間が飛び飛びなんだけど、どの時期もなんだかんだいって二人の仲のよさとか、バランスのよさが変ってないから、ああいいなーって思えるし、時間が飛んでも普通に世界に入り込める。「やっぱり夫婦だね〜」ていうのと、「いつまでたっても新婚みたいに仲いいよね」っていうのが両方当てはまるカップルで。
BLで「嫁」とか「夫婦」って言われると趣味の問題で抵抗あるんだけど、この二人に関しては人生のパートナーって意味で「夫婦」って呼び方がしっくりくるような。なんかねー、受=女役みたいなものがまったくなくて、本当にただカップルでパートナーなの。
もともと好きな包容攻、不器用受だからってところも大きいけど、二人の関係性が好き。
やっぱり理想的なBLカップルだなー。

富士山ひょうた | comments(0) | -

ディア・グリーン 瞳の追うのは

富士山 ひょうた
幻冬舎
(2006-12-22)

『ディア・グリーン』のほうだけ以前にお借りして読んでいたのだが、本屋で裏表紙のあらすじを読んでもさっぱりぽんと(懐かしい)思い出せず、思い出せないなら再読するしかないのでとりあえず3冊とも買ってみた。
というわけで、3冊まとめ読み。

かなり好き〜。
こういう日常系はBLでは貴重だし、BL系に不足しがちな爽やかさがあるのもいいなあと。
本当はこういうのを小説で読みたいのだが、皆無と言わないまでもほとんど見かけない。漫画ではたまに見かけるから、そこが漫画と小説の違いなのかな。
まあこれをそのまま小説にすると退屈かもしれない。小説だとストーリーかキャラにもう少しアクの強さを求められるような気がする。たぶん…。
でも、この作品の淡々としたテンションの低さにすごく癒される。私の好みの問題として、BLには同性愛以外の刺激はとくに求めてないので。
たとえば、音海が男に告白されたと矢島に話す場面。
ここなんて一般的な(?)攻なら誤解して、受が口ごもろうものならキレてムリヤリってパターンになると思うのだが(ちょっと自信ないけど…)、矢島はとりあえずスルー。他の作品なら、「ぼくって受としての魅力が足りないのかしら」と悩まれそうな展開だ。
…まあ音海だって悩んではいたが、それぐらいは気にしてくれないと恋愛ものとして成り立たないから困るって程度だったし。
二人ともまずまず常識的な行動をとってくれるし、派手な事件も起きないのに、退屈しない。続きが気になる。過去編だから続きなんて分かっているのだが(笑)
出てくる女の子もみんな可愛いし。
うん。こういうのが読みたかった。

で、この作品を読むとき、いわゆる属性というものはまったく頭に浮かばなかった。
「お客さん、いいクール受入りましたよっ! いまならスーツもセットでつけちゃう!!」っていう売り方じゃなくて、「こういうのもありますけど〜」っていうような、売り込み方だと思う。
あえて属性で分析すると、かなりピンポイントで私の好みにあっていたので、そのへんで楽しめたところもあるのかも。
スクエアじゃない不器用クール受、好きだなあ。
富士山ひょうた | comments(0) | -