Platanus’s Favourite

お気に入りだけ。「殿堂入り」BL作品の感想。
すべてネタバレ感想なので、ご注意ください。
<< September 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

*Profile
*読書メーター
りょうの最近読んだ本
*Selected Entries
*Categories
*Archives
*Links
*Recent Comments
*Others

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | - | -

御曹司の口説き方

大金持ちの跡取り×名家の御曹司。

初恋の相手が結婚すると聞き、その結婚話を壊すために恋のライバル同士が手を結んで、作戦のために同居するという話。
大変どうでもいいが、すでに家の「当主」である千里を「御曹司」と呼ぶのは、ちょっと違和感があった。大企業の跡取り息子である虎之介のほうは、まさに「御曹司」ってイメージだけど。

なんだかベタな設定だなあと思いながら買ったんだけど、読む頃にはすっかりさっぱり…あらすじを忘れていた。で、最初に執事が出てきたので、執事攻かー。年上じゃなければ好みなんだけどなあとか、激しい勘違いをし、虎之介が出てきたときにようやくあらすじを思い出した…。
で、こういう傲慢攻だと、はあ?と呆れかえる言動が多いものだけど、虎之介にはまったく宇宙人要素はなく、最初から好感が持てるタイプだった。顔はいい、頭はいい、大金持ちで、性格も男らしくて。できすぎなぐらいなのに、気取りがないから親しみやすいタイプだった。
主人公のほうは、堅物でつまらないタイプかと思ったけど、真面目で礼儀正しく、育ちがいいなあと感心できるキャラで、こちらも感情移入しやすいし、魅力的だった。とくに、悪いと思ったら即謝るところが男らしくて好きだなあ。
そんな二人が、わりと早い段階で仲良くなっていき、惹かれ合っていく過程が、ほのぼのと描かれるのがよかった。意見が違ってケンカしたときも、どちらの言い分も分かるなあという感じで。とにかくキャラの言動に無理がないし、ストーリーはテンポがいいし、面白かった。

キャラも話も趣味に合い、大満足〜。
執事さんのキャラもよかったので、ちょっとスピンオフも読みたい。ってムリかな…。
鳩村衣杏 | comments(0) | -

彼の背に甘い爪痕を残し

鳩村 衣杏
ムービック
(2005-05-31)

出版翻訳代理店ってものにまず馴染みがなくて、その仕事の内容を読んでいるだけでも興味深かったし、職業ものとしても面白い。
けど、せっかくこういう内容なのに、こういう表紙にしたのは勿体ないなあと。作者さんの希望だからいいんだろうけど、これ見たら普通にヤクザものだと思っちゃう。ヤクザものを避けてる私ならまず手に取らないし(手に取らないということは、あらすじだってチェックしないってことで)、逆にヤクザものが好きな人が手に取ってしまったら(間違って買ってしまったら)ガッカリじゃないだろうか。出版翻訳代理店のエージェント×もと小説家のバイトの話だって分かる表紙にするのは不可能だろうけど、それにしてもこれは……。ネタバレになってるし。
この作品に限らず、あんまり看板と中身はイメージを変えないほうがいいと思うなあ。

主人公の音弥は素直で真面目でおとなしいタイプで、わたしの趣味には合わないけど好感が持てるし、頑張っていて魅力的だった。英のほうも仕事ができて優しいし、クールそうに見えて不器用だったり、意外な(って表紙でネタバレしてるから本当の意味での意外性はなかったけど)過去があったりと、奥行きのあるキャラでカッコよかった。
ストーリーは適度な起伏があって読みやすく、見せ場も多くて面白かった。音弥が立ち直っていく過程と英に惹かれていく過程が丁寧にテンポよく描かれていて、クライマックスでの音弥の決断がよかったし、甘いラストもよかった。
鳩村衣杏 | comments(0) | -